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TOP > お知らせ > 第68回 算数・数学講演会のお知らせ
この講演会は終了いたしました。多数のお申込み、ご参加ありがとうございました。
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テーマ : 割合の指導はなぜ難しいのか
_時 : 平成24年9月16日(日)  午後1時20分〜4時40分
_所 : 一般財団法人研数学館 (東京都千代田区西神田2−8−15
参加費 : 無 料 (要申込・定員有)   
定員に達しましたので、お申込み受付を締め切りとさせていただきました。
当日受付は致しかねますのでご了承ください。
  午後1時20分〜4時40分    
 1.割合の指導で大切にしたいこと−量を較べることから割合を比べることへ−
講師 : 国立教育政策研究所 教育課程調査官:
笠井健一先生
 量の大きさを較べるときは、例えばカップを決めるなど基にする大きさを決めて、その幾つ分 かを調べることで数値化して較べてきた。その際、小さいカップ4つ分と大きいカップ3つ分で は、どちらの方の量が多いかは較べることができなかった。ところが割合を比べるときは、カッ プの大きさが違っても、4つ分と3つ分では、4つ分の方が多いということを学習します。
 「えっ,それって本当ですか?」
 
 2.いかにして差による比較を乗り越えるか
講師 : 筑波大学附属小学校 教諭:
盛山隆雄先生
 割合の学習では、問題を解決するために同種の2量の関係どうしを比較しなければならない。 2量の関係を一方がもう一方の何倍かで表すことができればよいが、子どもは、2量の差を求め て、差どうしで比較するというミスコンセプション(誤概念)をもってしまうことがある。
 いかにして差による比較のアイデアを乗り越えて、倍(割合)で比較するところにもっていくか。 具体的な事例をもとに自分の考えを述べたいと思います。
 
 3.割合の指導はなぜ難しいのか
講師 : 青山学院大学 教授:
坪田 耕三先生
 「比較」という言葉がありますが、「比」は割合で比べることを意味し、「較」は差で較べる ことを意味しています。「差」で較べるときには、既に決められた「単位」を使って違いを表現 するのですが、「割合」で比べるのは、比べる一方を単位にして他方の大きさを表現するので、 単位の大きさが決まっていないという難しさがあります。また、そこで使われる計算は「わり算」 ですから、他の計算とは違って、かけ算とひき算の2つの計算が使われるので難しいと言えます。
 このようなことを踏まえて、どのような授業をしたらよいかを考えていきたいと思います。
 
※ 参加ご希望の方は、こちらよりお申込みください。折り返し参加票をお送り致します。
※ 当日ご参加いただいた方には、修了証をお渡しします。
※ 会場の都合上、定員に達しましたら締切とさせていただきます。

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